タイパ(タイムパフォーマンス)重視の若者たち

話題


コスパ


コストパフォーマンス、略してコスパ。
ちょっと前に流行り、今は定番になっているこの言葉。

日本語にすると費用対効果。

「かかった費用に対して、どれぐらいの効果があるのか」を表す言葉です。






タイパ


辞書で有名な三省堂さんが、今年の新語2022の大賞として「タイパ」という言葉を選びました。


リンク:
三省堂 今年の新語2022



タイムパフォーマンスの略語で、「かけた時間辞退しての効果(満足度)」です。

日本語にすると、時間対効果となりますね。







費用より時間


「タイパ」が新語として選出されるぐらい、現代人は少しでも時間を捻出したいと思って生きています。

Time is money、時は金なり、なんて昔からずっと言われていますが、現代人はとにかく時間が足りないようです。



動画や映画の倍速なんて当たり前。
できるでけリモートワークにして、通勤時間を減らしたい。
ちょっとした隙間に何かをしたい。


時間に対しての価値観が上がっているのです。




このタイパ、「時間」ではなく「時間対効果」という部分に注目してください。

単純に時間が欲しいだけなら「もっと自由時間が欲しい」で済むはずです。
ところがこの言葉には「対効果」が付きます。



つまり若者は、ただ単純に時間が欲しいだけではなく、なんらかの効果を得たいと考えているのです。

それって向上心があるともとれませんか?



「イマドキの若者は、映画もゆっくり見れないのか、情緒がないな」と切り捨てる大人も多くいますが、その心を見てあげてもいいと思うんです。


娯楽をすべてなくせというのは退屈ですし、映画という娯楽の時間を少しでも短縮して、空いた時間に別の情報を仕入れたいと思っているんですよね、きっと。


すきま時間にバイトをする、というのも流行っています。
ウーバーイーツの配達員やタイミーのアプリなんかもそうですね。
すきま時間を使ってお金を稼ぐという発想が広まっています。



時間の活用が上手になったとも言えますし、すきま時間に働かなければならないほど貧しい国になったとも言えますが……。




時間というのは無限にあるものではありません。
そのことを若いうちから意識して過ごす今の若者は、時間を無駄にしていた昔の若者より、ちょっと賢くなったのかもしれません。



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