行き過ぎたポジティブ思考 ポリアンナ症候群

心理

ポリアンナ症候群

ポリアンナ症候群は、『愛少女ポリアンナ物語』の主人公ポリアンナに由来して命名された心の病気です。

ポリアンナ症候群の人は、砂漠で水がコップ半分しかないときに「まだ半分もある」という思考になります。
これは一見前向きでポジティブな思考であるように見えてしまうのですが、問題は場所が砂漠でこれを飲み干したら飲み水がなくなってしまうという状況でも同じということです。
悪い部分に目を向けると不安や焦りが出てしまう。そのことを分かった上で解決しなければいけない問題から目を背け、物事の良い部分しか見なくなる、極度の現実逃避なのです。



具体例

どのような人がこの症状にあてはまるのか、具体的に例を挙げていきます。

  • 競馬で万馬券を当て、それ以来何度も馬券を買っては負け続けている。
  • 適齢期を大幅に過ぎているのに「いつか王子様のような人が現れて結婚できる」と信じ込んでいるが、具体的な行動は何もしない。
  • 中学・高校・大学受験と危なげなく合格が続き、これからの就職活動などでも「不採用になるわけがない」と思い込んでいる。
  • ガソリンの残量が残り少なく赤ランプも光っているのに、まだ大丈夫と走り続ける。



起こった問題に対する気の持ち方

問題に直面したとき、「大丈夫だと自分に言い聞かせて励ます」というのはよくあると思いますが、そうではなく「本心から大丈夫だと思い込んでしまう」のです。

なんだか、少年漫画の主人公みたいですね。
ですが私たちが生きているのは現実世界です。
ネガティブすぎる思考はもちろん良くないのですが、ネガティブな思考から逃げてしまうことはもっと良くない事なのです。




ぺこぱの松陰寺さんって……

最近この症状にぴったり当てはまっている芸能人を見つけてしまいました。
お笑い芸人のぺこぱ・松陰寺 太勇さんです。
そもそも彼の芸風は「否定しないツッコミ」をコンセプトにポジティブな発言をしているのですが、この芸風がそのまま当てはまるような気がしています。

ある番組で彼は、絶叫マシンやカースタント、箱の中身はなんだろなや風船割りなどをやっていましたが、何をやっても楽しそうなのです。
高いところに登ってもただ笑っているだけ。
恐怖を感じている様子を見せません。

キャラを演じているだけとも思えないぐらい動揺した様子を一切見せないのです。


私は、彼はもしかしたらポリアンナ症候群なのではないかと勝手に思っています。

謝っておきます。何の根拠もないです。勝手な想像です。申し訳ございません。


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