自己顕示欲
自己顕示欲とは、自分について周囲にアピールすること。
目立ちたがり屋です。
子供だと「ねぇ見て見て!」とすぐアピールしてきますよね。
成長するにつれ徐々にその欲求は薄まってくるものですが、「聞いて聞いて!」が止まらない人もいます。
自分の事を話したいがために、マシンガントークでしゃべり続けることもあります。
いきすぎると「かまってちゃん」と呼ばれる人種へと進化します。
承認欲求
自己顕示欲と似ているのですが、承認欲求はアピールした上で褒めてほしいという感情も乗っかります。
目立って満足、聞いてもらって満足の自己顕示欲とは違い、「すごいね」「エライね」といった褒め言葉も欲しい人です。
褒めてほしいが故に、自慢話をしがちです。
「そんなことないよ」と言ってほしいがために、自虐をするときもあります。
しゃべって満足の自己顕示欲と比べて、認めてほしい気持ちが強い承認欲求の方がちょっと厄介な気がします。
自己顕示欲のメリット・デメリット
デメリットは、相手からの評価ですね。
あまりにも自分自分してたら、身勝手と評価されて嫌われることもあります。
メリットは、アピール力があること。
就職活動をしたり、人前に出る仕事をするなら、自己顕示欲はある程度あった方がいいかと思います。
あまりにも自信がなさすぎると、相手も不安になります。
自分のこと、あるいは自分の会社が扱っている商品のことを、自信をもってアピールできるのはメリットにもなります。
承認欲求のメリット・デメリット
デメリットは、こちらも相手からの評価です。
だれだって自慢話は聞きたくないですから。
メリットは……。
もし、褒められたいがために努力をする、結果を残せるのであれば、それは大きなメリットとなります。
口先だけの自慢や見栄はなんのメリットにもなりませんが、結果を残せば別です。
ただ、ちゃんと結果を残せる人は、承認欲求が低い場合が多いですけどね……。
アピールしなくてもみんな褒めてくれますから……。
自分の欲求を抑える方法
自分の自己顕示欲・承認欲求を抑えるには、どうしたらいいのでしょうか。
能ある鷹は爪を隠す
鷹は獲物を狩るために、爪を隠して近づきます。爪を見せながら近づいたら、獲物は逃げてしまいますからね。
ここぞという時以外は爪を隠しておくということを常に意識しましょう。
強い意志で我慢すること
「自分の話ばかりしない、相手にも話を振る」を常に意識して、自分自分とならないように気を付けましょう。アピールしなくても褒めてもらえるほどの実力を付ける
わざわざ「自分凄いんです」なんてアピールしなくても周りから「凄いですね」と自然に言ってもらえるような人間を目指しましょう。親切心を出しすぎない
稀にあるのが、親切を通り越したお節介。教えてあげてるというスタンスで、お説教なのか自慢なのか、なんとも聞き心地の悪い自己顕示をする人がいます。
これはお年寄りに多いかもしれませんね。
優しさの中に自己顕示を含ませていないか、今一度教え方を見直してみてください。
相手をするなら
自己顕示欲・承認欲求が強い人には、どのように相手にすればいいのでしょうか。
褒めておだてて木に登らせる
豚もおだてりゃ木に登る。あなたはヘビ使いならぬブタ使いです。
上手く木に登らせて、能力以上の仕事をさせましょう。
反応しない
自慢話をされても褒める言葉を使わず、そうなんだ……ぐらいのそっけない態度を取ると、相手はターゲットを変える場合があります。どうしても我慢できなかったら、無反応という手が効くかもしれません。
なるべく関わらない
付き合いを極力やめる。一緒に遊びに行かない、一緒に行動しない、なるべく喋らない。
我慢できなくなったら距離を置いてしまうのが一番かもしれません。
心に余裕がある人は、露骨に嫌がるよりも褒めてあげる方がおすすめですよ。
相手にイライラしてしまう自分より、相手の良い所を褒めている自分の方が気持ちが良いです。
嫌味で返したりトゲのある言葉を発して相手を下げようとするより、ちょっとウザイなと思っても相手を嫌な気分にさせるような事を言わない方が、自分の心にも優しくなれます。