ミュンヒハウゼン症候群
ミュンヒハウゼン症候群とは、周囲からの注目や同情を引くために、病気を偽装したり自らの体を傷付けたりすることです。
SNS上でも心配してもらいたい
詐病を使ったり自傷してSNSに上げる若者は、ガラケーの時代からいます。
かまってちゃんという言葉も作られました。
インターネットが存在する前からこの症候群は存在しましたが、インターネットが普及して更に別の視点から注目されたい欲求が出てきたのかもしれません。
代理ミュンヒハウゼン症候群
苦しんでいる人がいるのにこんなことを言うのもなんですが、自分を傷つける分にはまだマシです。
もっと酷い行為が「代理ミュンヒハウゼン症候群」
代理ミュンヒハウゼン症候群は傷つける対象を、自分の子供や高齢者に向けてしまいます。
わざと子供にヘンな物を飲ませたりして具合を悪くさせます。
そして、介護している自分を見てほしいと思ってしまうのです。
自分を傷つけているわけではないので痛みが伴わず、その行為を何度も繰り返してしまう傾向にあります。
ミュンヒハウゼン男爵
ミュンヒハウゼンっていうのは人の名前が由来です。
18世紀、ミュンヒハウゼン男爵という貴族がいました。
彼は「ほら吹き男爵物語」という物語の原型となった人物だといわれています。
ほら話が得意で、冒険談として語ったユーモラスな話が人々を惹きつけていたそうです。