99%の努力
「天才とは、1%のひらめきと 99%の努力である」
発明家 トーマス・エジソンの名言で、誰もが知っている言葉です。
この名言を使って、努力の重要性を語る人もいます。
99%の努力をしているからこそ天才になれるという主張です。
たしかに努力は大切です。
しかし、この名言には裏があります。
1%のひらめき
実はエジソンが本当に言いたかったことは、「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になる」ということだったのです。
エジソンは、「世間が勝手に努力の重要性だけを強調し解釈を変えたのだ」と会見で話しています。
しかし一方で努力の重要性に対しても何度も会見で話しています。
エジソンは、努力は重要な項目とした上で、ひらめきがなければ天才にはなれないと言っていたのです。
エジソンのライバル
エジソンのライバルともいわれた発明家ニコラ・テスラは、次のような言葉を残しています。
「天才とは、99%の努力を無にする、1%のひらめきのことである」
これは、エジソンの言葉を皮肉った発言です。
二人には確執があったといわれています。テスラにとってはエジソンは目の上のたん瘤のような存在だったのかもしれません。
テスラは皮肉でこの言葉を残していますが、実際は努力をしていないわけではありません。
エジソンもテスラも、努力をして1%のひらめきをモノにすることができたのです。
天才と凡人の違いは「ひらめき」
99%努力しても1%のひらめきがなければ意味がない。
そんなことを言っちゃうぐらい、たった1%でもひらめきが重要だということです。
エジソンは努力の天才だと思われがちですが、本当はひらめきの天才なのです。