「花粉症ハラスメント」って何?
春のあるあるが摩擦に変わるとき春になると、ぽかぽか陽気に誘われて、外に出たくなる季節ですね。
でもその一方で、「春、嫌い…」とつぶやく人も少なくありません。
そう、花粉症の季節だからです。
私も花粉症なので、春の空気を深呼吸するなんて、もはや夢のまた夢…。
でも、最近ちょっと気になる言葉を耳にしました。
花粉症ハラスメント、ってご存じですか?
最近SNSなどでちらほらと見かけるようになった言葉――それが「花粉症ハラスメント」。ちょっと過敏じゃない?と思う方もいれば、「それ、すごく分かる!」と共感する方も。
花粉症に悩む人たちの声をまとめると、こんな主張が多いようです。
・家に入る前に花粉を払ってほしい
・洗濯物は外に干さないでほしい
・リビングでくつろぐ前にお風呂に入ってほしい
・花粉症は“気合い”ではどうにもならない
これ、すべて“花粉症持ち”には切実なお願いなんですよね。
でも、花粉症じゃない人にとっては、ちょっと面倒くさいルールに映るかもしれません。
「そこまで気にするの?」
「気持ちの問題じゃないの?」
――そんな声が、まさに“ハラスメント”として受け止められてしまうわけです。
花粉症のつらさ、分かってもらえない?
くしゃみが止まらない、鼻が詰まって息ができない、目はかゆくて赤くなる…まるで風邪を年中ひいているような感覚が、花粉症の人には毎年やってきます。
それなのに、
・「くしゃみがうるさい」と言われたり
・「換気しすぎ!」と訴えても無視されたり
・職場で「マスク禁止」と言われたり…
こんなふうに対応されてしまうと、心もどんよりしてしまいますよね。
それが“花粉症ハラスメント”と呼ばれるゆえんです。
「ちょっと大げさじゃない?」と言われるけど…
たしかに、花粉症じゃない人から見れば、「家の中で花粉を気にするなんて神経質すぎる」と思うかもしれません。
でもそれって、痛みを感じない人が、痛みのつらさを想像できないのと似ている気がします。
逆に、花粉症の人も、花粉に無頓着な人を「無神経だ」と決めつけてはいけないのかもしれません。
大事なのは、お互いの事情にちょっとだけ想像力を働かせることだと思います。
「花粉症マーク」が登場するかも
何度もくしゃみをしたり鼻水をズルズル言わせていると、周りの人も風邪かなと心配になったりします。そんなときのために「花粉症マーク」を作る人もいるそうです。
・「連続でくしゃみをしますが、風邪ではありません」
・「マスクは花粉対策のためです」
・「花粉を払っていただけると助かります」
・「換気は最小限にしていただけると幸いです」
既に「喘息マーク」は使っている人も多かったりします。
春を少しだけやさしい季節に
花粉症でつらい思いをする人、そして花粉症に理解がないと言われて困惑する人。どちらも、悪気があるわけではないと思うのです。
だからこそ、「花粉症ハラスメント」という言葉が生まれたこの今、
ちょっと立ち止まって、お互いにできる小さな思いやりを考えてみてもいいのかもしれません。
春は本来、心がほころぶ季節。
せっかくなら、みんなが気持ちよく過ごせるように、少しだけ歩み寄ってみませんか?