キャベツを頭にかぶる
「キャベツの葉を頭に包むようにして乗せると熱が下がる」
そんな情報が、今ネット上で話題になっています。
ここではあえて詳しく書きませんが、「毒素を吸い取る」「熱を引き寄せる」など、もっともらしい説明が添えられていることもあります。
大半の人は懐疑的に見ているようですが、「キャベツ枕」で画像検索してみると、実際にキャベツを頭に乗せた子供の写真がいくつも出てきます。
もちろんジョークで投稿している人も多いでしょう。
しかし中には、明らかにぐったりしている子供の写真もあり、見ていて少し複雑な気持ちになります。
今となっては、本気でやっているのか、それともアクセス数稼ぎのために載せているのか、正直なところ分かりません。
冷静に考えればもっと確実な方法がある
冷静に考えれば、解熱剤を使ったり、冷えピタや冷たいタオルを使ったりする方が現実的でしょう。
それでも、ごく少数ではありますが、このような情報を信じてしまう人がいるようです。
なぜなのでしょうか。
「薬を信用していない」という心理
このような情報を信じてしまう背景には、「薬をあまり信用していない」という心理があるのではないかと思います。
体調が悪くなったとき、人の行動は大きく分けていくつかのタイプに分かれます。
- すぐに市販薬を飲む人
- すぐに病院に行く人
- なるべく自力で治したい人
- 絶対に自力で治したい人
この中でも特に、「絶対に自力で治したい人」が、キャベツ枕のような情報に惹かれてしまうのかもしれません。
薬は体にとって異物だから、できるだけ体内に入れたくない。
その気持ちは理解できます。
しかし一方で、薬が普及したからこそ、多くの病気で苦しむ人が減ってきたのも事実です。
健康意識の高さが裏目に出ることもある
キャベツ枕のような眉唾ものの民間療法を信じてしまう人は、ある意味では健康意識が高い人なのかもしれません。
体に良いことをしたい。
自然な方法で治したい。
その思い自体は決して悪いものではありません。
ただし、情報の真偽を確かめないまま実践してしまうと、逆に体調を悪化させてしまう可能性もあります。
特に対象が自分ではなく子供の場合、その影響はさらに大きくなります。
親の判断によって子供が苦しむことになるのは、周囲から見ていてもつらいものです。
ネットの情報は責任を持って書かれているとは限らない
とはいえ、デマ情報をブログなどに載せてしまうこと自体は、ある意味で仕方のない面もあります。
なぜなら、
「キャベツ枕はデマだ」という情報自体が、もしかするとデマかもしれないからです。
ネット上の情報は、必ずしも責任を持って書かれているとは限りません。
誰でも簡単に発信できるからこそ、情報の信頼性には大きな差があります。
最終的に判断するのは自分自身
だからこそ、ネットの情報を信じるかどうかは、自分自身で判断するしかありません。
人は信じているものによって体調が変わることもあります。
いわゆるプラセボ効果です。
そのため、民間療法を信じること自体が、必ずしも悪いとは言い切れません。
ただし、もしこうした眉唾ものの健康法を試すのであれば、体調の変化をよく観察しながら行うことが大切です。
そして少しでも異変を感じた場合は、迷わず医療機関に相談する方が安心でしょう。
ネットの情報は便利ですが、すべてを鵜呑みにしてしまうのは危険です。
情報と上手に付き合うことが、今の時代にはとても大切なのかもしれません。