言いたいことが言えない世の中
反町隆史さんが「言いたい事も言えないこんな世の中じゃ~ POISON♪」と歌ってから、20年が経ちました。
今の若者たちは、このヒット曲を知らないかもしれません。
反町隆史さんが主演していた「GTO」(グレート・ティーチャー・鬼塚)という高校教師を題材としたドラマの主題歌で、作詞は彼自身が手掛けています。
曲のタイトルは、そのまま「POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~」です。
ドラマと曲の内容はリンクしていました。
タイトルにある通り、当時は言いたいことがハッキリ言えなかったり、言いたいことを吐き出す場所もありませんでした。
人間関係を円滑に進めようとすると、必然的にそうなります。
思ったことをため込まずに吐き出そう。
そう言い切る彼は、そのころの「ハチャメチャな」教師像でした。
言いたいことが言える世の中へ
しかし現代社会において、SNSがはけ口になり言いたいことをなんでも言えてしまいます。
若者たちは大人に媚びることなく、良い意味でも悪い意味でも、言いたいことを言える世の中に変わってきたように思います。
言いたいことを言えてしまう世の中は、顔の見えない世界で時に人を傷つけています。
ただただ傍若無人な態度になっているだけの人もいます。
「言いたいことが言える」を通り越して、「言いたい事が我慢できない」世の中になってしまっているように思います
それが反町隆史さんの望んだ「言いたいことが言える世の中」ではないとは思いますが、世の中はこの20年で変わったことは間違いないでしょう。