完璧主義をやめてみない? 【8割主義】のススメ

心理


完璧主義の意外な欠点


常に100点満点でいたい、一度決めたことは最後まで貫き通すべき、失敗したくない、任されたことは責任をもってやるべき……

そんな完璧主義者。
その努力は素晴らしいものであり、一見すると責任感があり長所であるように見えます。

しかし、完璧主義は裏を返せば完璧以外を認めないということ。
それって苦しいですよね。
自分を追い込み、必要以上に生きづらくしています。

掃除や洗濯のような細かいものから、仕事や人付き合いといった大きなことまで、ほんの少しつまずくたびに苦しみ悩む。
自殺者の半数以上は完璧主義者だと言われています。


中には、己に厳しいだけではなく他人にまで完璧主義を求める人もいます。
教師や上司、親の立場として、まだ未熟で完璧にはこなせない相手に苛立ち責めてしまったり。
子供が95点のテストを持ってきても褒めることをせず、100点でなかったことを責めたり。
それって悲しくないですか?
そして、そんな親に育てられた子供もまた、完璧主義を受け継いでいきます。





8割できれば上等


ビジネスにおいて使われる言葉で、パレートの法則というものがあります。
別名、80:20の法則ともいいます。

この法則の一例として以下のものがあります。
『仕事の成果の8割は、費やした時間全体の2割の時間で生み出している』

すなわち、これを言い換えると80%の仕事をするのに2時間かかったとしたら、100%の仕事をするには10時間かかるということになります。


この8時間、もったいないと思いませんか?
この8時間があれば、80%の仕事が4つもできます。

要領がいいと言われる人たちは、80%完了した時点で次に進める人たちです。
残りの20%に8時間も費やすなんてもったいないです。


完璧主義は、1つの仕事をやるために4つの仕事を逃しているということ。
もちろん中には絶対に100%にしなければならない仕事もあると思います。
医師にパイロット、ウエディングプランナーに警察官。他のどんな職業も、みんな誇りをもって仕事をしていると思います。


手を抜いていいのか、手を抜いてはいけないのか。
ミスしたら誰かが死ぬのか、自分やエライ人が謝罪すれば済む話なのか。
本当に100%の仕事でなくてはならないのか、4つの仕事を捨ててまで100%にする価値があるのか、その必要性を考えて行動してみてください。





完成イメージを持とう


8割の力を発揮するためには、10割の完成イメージが必要となってきます。

なんとなく8割といっても、どのラインが8割なのか自分でも良く分からなくなってきます。


具体的に何を完成させたら10割なのか、どの部分を2割削るのか、分野によっても違いますが、頭でイメージしたり、ToDoリストを作ってチェックしたりして、あらかじめ10割の完成イメージを持っておきましょう。






このブログを検索

カテゴリ

------
本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

QooQ