家の中では話せるのに、外では話せなくなる。場面緘黙症について。

健康

幼児がなりやすい症状に、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)というものがあります。

家では普通に話せているのに、幼稚園や小学校など特定の場所では不安や恐怖を強く感じて話すことができなくなります。

似たような症状に内弁慶がありますが、こちらは家では大きな口を叩くけど外では大人しいこと。
なので、不安や恐怖を感じて黙ってしまう場面緘黙症とは異なります。


2~3歳で場面緘黙と思われる症状が出てきても、それはまだ診断には早いです。
「3歳過ぎて幼稚園や保育園に入園して3か月ほど過ぎても全く慣れずに怖がり続ける」というように、ある程度大きくなって継続した環境にも慣れることがないという状況で診断されます。

ですので、未就園児のお子さんの場合はまだ心配せずにもう少し待ってみましょう。

入園して3か月たってもまったく喋らない場合は、病院で診察してもらいましょう。

場面緘黙症を改善するためには、ある程度の訓練が必要です。
専門の機関を探して訓練ができるといいでしょう。
「話してみたら意外と大丈夫だった」といった成功体験が積み重なると、少しずつ外でも話せるようになっていきます。
その成功体験を作るために専門家のサポートを受けて訓練するのがベストだと思います。

大人になり経験を積んでいけば自然と自信を持ち話せるようになることが多いのですが、経験が不足し大人になっても場面緘黙症に苦しむ人も少なくありません。
しかし大人の場合も、訓練である程度改善します。
こればかりは一人で悩んでいても良くはなりません。
他人と話すことは怖くないと思うために他人と話す訓練が必要なので、病院の力を借りましょう。


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