増えている「電話恐怖症」

心理


現代人に多い「電話恐怖症」


メールやLINEが普及して文字で簡単にやり取りができる現代、電話をするのが苦手な人が増えています。

病院や美容室の予約の電話を掛けるのが苦手。
電話がかかってきても基本的に出ない。
電話を掛けるときに緊張する。
相手の言っていることが聞き取れなかったらどうしよう。


一昔前の世代には考えられないかもしれませんが、電話に対する恐怖を持つ人は意外と多いのです。

逆に、電話恐怖症の人は「携帯電話がない時代は家の固定電話に掛けていた」なんてことは信じられない事なのです。

今は「固定電話恐怖症」の人も多いようです。
固定電話自体が家に無くて、職場で初めて触るという若者もいます。
どう扱っていいのか分からない固定電話。
取り方も掛け方も分からない、保留なんて聞いたこともない。なんてこともあるそうです。


電話恐怖症の人は、「克服したい」という発想には至らないことが多いです。

病院や美容室の予約の電話を掛けるのが苦手。
→ネット予約ができるお店を探せばいい。


電話がかかってきても基本的に出ない。
→どうしても電話が必要なら、あらかじめLINEで「電話するよ」と言ってほしい。


電話を掛けるときに緊張する。
→メールやLINEで送る。


このように、極力電話を掛けずに済む方法を探します。
そして、就職活動中や入社後の『どうしても必要』になったときに、初めて電話を掛ける事を考えて異常に緊張するのです。



電話恐怖症の克服


基本的には「慣れ」でどうにかなると思います。
社会人になれば自然と身につくはずです。

どうしても怖い場合は、電話応対のない職種に就くという手もありますが、そうすると職業選択の幅が狭まります。
それに、その職業に就くためには面接や合否の連絡など、やはり電話が必要になります。
そこだけでも頑張るしかないのです。


どうしても電話が必要になった場合、まずは話す内容をメモしておくことが大事です。
こう言われたらこう答える、簡単な予想を立ててから電話すると言葉が詰まらず喋れると思います。

そして、「どうせ相手はこちらの顔が見えていない」という心持ちで電話をするのがいいです。
電話なんだからまーいっか、そう思えば気が楽になります。

失敗しても大丈夫です。
私なんて、入社当時「五味さん」という苗字の存在を知らなくて、何度聞き返しても「ゴミ(生ごみのゴミだと思った)」というもんだから、そんな苗字あるのか?いたずらなのか?と思ってパニックになったことがあります。

そういう失敗をしても、三日経てばみんなきれいさっぱり忘れるんです。
そんな些細な事、周りの人はいつまでも覚えていないのです。




克服ができなくても……


ここから先は元も子もないことを書きますが、本当に意思が強い人なら「慣れれば大丈夫」「失敗しても気にしない」などと言えばできるようになるのですが、実際は「わかっちゃいるけど無理なものは無理!」っていう人もいますよね。

そういう人は、やはり職業選択を誤らない事。
間違ってもコールセンターはやらないと思いますが、何度やっても慣れない場合、克服できなかった場合に、毎日電話応対がある仕事だとストレスがかかります。
毎日地味に小さなストレスがかかり続けるのって、つらいと思います。
逃げるという選択肢もあると思います。

今時は、ネット予約という便利なものがありますので、そういう便利なシステムを使用して、電話をしない生き方をするのもアリだと思います。


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