つまらなかった実写映画『斉木楠雄のΨ難』を面白くする方法を考えてみました

テレビ


2017年10月に公開された『斉木楠雄のΨ難』の実写映画が、2018年10月12日の金曜ロードショーで地上波初放送されました。

私はこの漫画が人生で3位以内に入るほど大好きです。
アニメも、原作を忠実に再現していて面白かったです。

漫画の実写化は賛否両論あると思いますが、私は賛成派です。
「また山崎賢人」でも「ゴリ押し主演」でも別に構いません。

大好きな漫画の実写化はとても楽しみにしていたのですが、この映画は本当に面白くなかったです。

原作を読んでいなかったら面白く感じたのかもしれません。
原作を愛しすぎている私には、どうしてもつまらなく感じたのです。

というわけで、こうしたらもっと面白くなったはずという改善点を考えてみました。


1.斉木楠生(山崎賢人)
配役は好みの問題だと思います。
私としては、実写やりすぎの山崎賢人でも一向にかまいません。
彼の改善箇所は、もっともっと超人にしてほしかったというところですね。
あれできない、これできないが多すぎたと思います。
なんでもできる超能力者のはずなので、自力ではできない事をもっと減らして、その代わり「海藤瞬が目印になった」や「蝶野雨緑が穴を掘っていたおかげで助かった」など、誰かのおかげをもっと増やせばよかったと思います。



2.照橋心美(橋本環奈)
配役は好みの問題だと思います。
私としては、チビでガサガサ声の橋本環奈でも一向にかまいません。
橋本環奈はもう少し裏声を使って可愛く演じられたらよかったと思います。そして、変顔はしない方がよかったです。
監督は橋本環奈が好きなんだろうなーという印象。
こんなに出番が多かったら、W主演の恋愛コメディーのように見えてしまいます。
もっと橋本環奈を抑えて、山崎賢人を目立たせるべきです。
この映画の照橋さんは、ただの性悪女です。
照橋さんというキャラの良いところをもっと入れるべきです。
「完璧美少女を演じるために努力する」ところをもっと見せる必要があります。
この努力があるから、楠生も「やれやれ」と言いながら放っておけない人になるのです。
例えば、ここみんずに連れまわされて足を挫いたけど、楠生と校内を回るために無理をするとか。
そういう無理があって、初めて楠生も「やれやれ」と言いながら一緒に校内を回ってあげるのではないでしょうか。



3.窪谷須亜蓮(賀来賢人)
彼には「転校して喧嘩はしないと決めた。だけど友達を助けるために不良を倒す」という大義名分が必要。
そんな友達思いの彼だからこそ、楠生も「やれやれ」と言いながら助けるのです。
なので、彼がただただ喧嘩をするのはいただけません。
楠生が絡まれてそれを助けるため封印していた暴力を使ったという設定が必要でした。



4.燃堂力(新井浩文)
ちょっと空気すぎましたね。
完全な出オチ狙いになっていました。
石になっている場合じゃありません。
彼の出番はもう少し増やすべきだったのではないでしょうか。
楠生の相棒という設定をもっと生かしても良かったのでは?



5.海藤瞬(吉沢亮)
中二病という設定だけが独り歩きしていました。
一人だけどこかへ行ってしまっていて、楠生と会話するシーンもほぼなかったのはつまらなかったです。
一応、中二病のおかげで楠生が助けられたシーンもあったのだけは良かったと思います。



6.灰呂杵志(笠原秀幸)
結構目立っていましたね。
彼はまあまあ良かったと思うので、特に言うこともないです。



7.蝶野雨緑(ムロツヨシ)、神田品助(佐藤二朗)
彼らに関しては福田監督作品の定番なので、もう出さないわけにはいかないのでしょう。
この二人には目をつぶりましょう。



全体的に、楠生と照橋さん以外の絡みが少なすぎました。
友達キャラは、一人に対して一つ何か助けてもらう、超能力者から見たら全然助けにはなっていないけど、その心にほっこりしながら超能力でピンチを救うといったストーリーにすれば、面白くなったと思います。




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