童話タイトル一覧 子供が物語を通して学ぶこと

物語


よく知られている定番の童話を、ジャンル別に分けて一覧にしてみました。


●美しいお姫様
シンデレラ
白雪姫
眠り姫
ラプンツェル
おやゆび姫
かぐや姫


●貧しい主人公
フランダースの犬
マッチ売りの少女
ヘンゼルとグレーテル
星の金貨


●おおかみに食べられる
狼と七ひきの子ヤギ
赤ずきん
三匹のこぶた


●お爺さんお婆さん
舌切りすずめ
はなさか爺さん
こぶとり爺さん
おむすびころりん


●約束を守れない
つるの恩返し
雪女
人魚姫
浦島太郎
王様の耳はロバの耳


●冒険に行く
ジャックと豆の木
桃太郎
ブレーメンの音楽隊
オズの魔法使い


●賢い主人公
アラジンと魔法のランプ
一休さん


●愚かな主人公
はだかの王様
オオカミ少年


●成り上がり
金太郎
みにくいアヒルの子
一寸法師


●復讐、逆転
さるかに合戦
カチカチ山
うさぎとかめ
アリとキリギリス



一覧にしたことで何となく共通点が見えてきます。

  1. 美しい容姿のお姫様は心も美しい
  2. 昔の人は、鬼よりお化けより狼が怖かった
  3. 復讐は正義、悪事を働く者には天罰を!
  4. 主人公のバットエンドも少なくない
  5. 貧しいお爺さんお婆さん、貧しい子供が多い




話は変わりますが、私にも子供がおりまして絵本を読むこともあるんです。
近年、絵本の中で「死」というものを美化する傾向にあり、私はそれを大変不満に感じています。

昔からあるこの一覧のような童話では、「死んでしまいました」「消えてなくなりました」という終わり方も多々あります。
それは不幸ながらも現実的で、誰もが受け止めなければいけない、素晴らしい終わり方だと思います。

最近の絵本はどうでしょう。
「死にましたがお母さんのおなかの中に入り、赤ちゃんとしてもう一度生まれ変わりました」「死んで天国へ行き、お星さまとなって見守ってくれています」「おばけになっちゃったー」

失礼ですが、非常に軽いノリです。

去年、実家で飼っていた犬が亡くなりました。
遠くの実家なので1年に2回ほどしか会えていなかった犬。
でも子供も犬のことが大好きで会うのを楽しみにしていました。

それが死んでしまって、子供は実感がなかったのでしょう。
絵本で得た知識を総動員して言いました。

「春になったらまた会えるの?」


「死んだら土の中に埋めることになる。ずっと土の中で眠る。もう二度と会えない。遊べないし食べることもできない」
賛否あると思いますが、私はこう教えました。

それでもまだ完全には理解できていないようです。

私は子供に「死んだら生まれ変わる」「死んだら天国に行く」「死んでも見守ってくれる」なんてきれいごとは教えたくありません。
死んだら無になる。軽々しく死のうと思ってはいけないし、死んで幸せになることはないと教えたいと思っています。

病気やケガなどで何かが起こってしまった場合は別です。
あくまで我が家の健康状態や家族構成(祖父母両親健在)だけを見てそう言っています。
健康に生まれ健康に育っている我が子には、死を軽く見てほしくないからです。

否定されるかと思いますが、それでも私はイマドキの死を美化する絵本にはうんざりしています。



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