恐怖という感情は命を守るためにある
私は高所恐怖症です。集合体恐怖症でもあるし、注射恐怖症だし、絶叫マシン恐怖症でもあります。
人にはそれぞれ恐怖に思うことがたくさんあります。
何を恐怖に思うのかはそれぞれ違うけど、何かしらに恐怖を感じていると思います。
恐怖というのは生きるためには必要なもので、恐怖があるから無茶をしない、それによって命を守っているとも言えます。
何の恐怖もなく生きている人は、もしかしたらウルバッハ・ビーテ病かポリアンナ症候群かもしれません。
ウルバッハ・ビーテ病は脳の偏桃体の異常などが原因で恐怖を感じなくなってしまう病気で、ポリアンナ症候群は極端なポジティブ思考の人です。
恐怖症の種類
恐怖症は人それぞれ違うものなので、その種類も無限にあります。代表的な物を見てみましょう。
竜巻恐怖症、雷恐怖症、雪恐怖症などの自然災害系は下手したら死に直結するので、地球上に生きる生物として恐れて当然なのかもしれません。
病院恐怖症、歯科恐怖症、注射恐怖症などの病院系は、子供にも多いですよね。治療時に痛みを感じることも多く、痛みがそのまま恐怖になります。
視線恐怖症、失敗恐怖症、電話恐怖症、会食恐怖症、恋愛恐怖症などの対人関係系は、人付き合いがうまくいかなかった経験があると怖くなってしまいます。
醜形恐怖症、体重増加恐怖症などの容姿の悩みは、女性に起こりやすいような気がします。
ピエロ恐怖症は海外に多く、向こうのピエロは妙にリアルですし、映画でも犯罪者の変装としてよく使われるので恐怖に思うのでしょう。
犬恐怖症、蛇恐怖症、鳥恐怖症、ハチ恐怖症のような動物や昆虫系は、意思疎通できない動物や虫がいつ襲ってくるのか分からない恐怖もあるのでしょう。
飛行機恐怖症、船恐怖症、新幹線恐怖症は、落下したらどうしよう、遭難したらどうしよう、衝突したらどうしようなどの不安からきているようです。
他にも高所恐怖症、閉所恐怖症、先端恐怖症、嘔吐恐怖症はよく聞きますね。
私自身は集合体恐怖症であり、つぶつぶしたものがたくさん集まっているととても気持ち悪くなります。
これは感染症の発疹と似ているため、命の危険を感じとって恐怖するという説があります。
恐怖症のほとんどは、肉体的・精神的になんらかの危険を感じ取って起こる結果なのです。
恐怖を感じるのが普通なので安心してください。
変わった恐怖症
私の周りにも変わった恐怖症の人達がいます。・クジラのしっぽ恐怖症
→テレビに海が映るとソワソワし始め、クジラが出てくると過度に怖がる。
・血管恐怖症
→注射をしたり血が流れたりするのは平気なのに、「血管が浮き出てる」という単語を聞くと具合が悪くなる。
・絆創膏恐怖症
→絆創膏を剥がすときの痛みが怖くて絆創膏を貼ることができない。
・遅刻恐怖症
→遅刻することが怖くて夢にまで見る。
恐怖症を持っていても大丈夫
恐怖を感じることは人間として当然のことです。生活していく上でどうしても生きづらいのなら精神科の受診が必要になってきますが、怖いけど我慢できる、避ければ大丈夫というのであれば、それは誰でも何かしら持っている恐怖の一つであって気にする必要はありません。