聞こえてるのに聞き取れない「聴覚情報処理障害(APD)」

健康

会話の聞き取りづらさで悩んでる人たちがいます。

健康診断等で聴力検査を行っても何の異常も見つからないのに、通常の会話では聞き取りづらいときがある。
もしかしたらそれは、APD(聴覚情報処理障害)かもしれません。

APDの患者は、耳の機能としてはきちんと聞こえているはずなのに、脳の機能障害のために音が聞き取りにくい症状が出ます。
脳の機能と言っても、知能的に理解できないのではなく、脳の中で音の情報処理を扱う機能の一部に障害があることが原因となっています。
その名の通り、聴覚”情報処理”障害なのです。

耳の機能には問題がないため、普通の聴力検査を行っても「問題なし」と診断されます。
一般的な耳鼻科では気が付けないことが多いです。

APDは下記のような症状があります。

・音は聞こえるが言葉が聞き取りづらい
・雑音が入ると声が聞き取りづらい
・早口で話をされるとついていけない
・テレビは字幕をつけないと理解できない
・複数人で会話をすると会話が聞き取りづらい


多くのAPD患者の場合、雑音が苦手です。
静かな環境で1対1で会話をした場合には何も問題はないのに、雑音の多いカフェなどで複数人で会話をすると聞き取れないことがしばしば起こります。

これはまだ有効な治療法はないそうですが、雑音をカットするための補聴器もあるそうです。

聞こえるはずなのに聞こえない。
お心当たりのある方は、「APD」の診察ができる病院を探すことをお勧めします。



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