食べちゃいたいほど可愛い→キュートアグレッション

心理

かわいすぎてツライ


可愛すぎて食べちゃいたい。
握りつぶしたい。
口の中に入れたい。
力いっぱい抱きしめたい。


人は子供や小動物を見て、こういう感情を持つことがあります。

実際に彼らを傷つけることはしないし傷つけることを望んでもいないが、可愛くて可愛くて仕方がないからいじめたくなってしまう。
そういった感情のことを「キュートアグレッション」といいます。
これは「かわいいものへの攻撃性」と訳されます。



なぜ?


なぜこういうことが起こるのかというと、実際に触れることができないフラストレーションによるものと言われています。
可愛いものを見たときに自分自身の感情をコントロールできなくなり、その過剰な反応に対するフラストレーションが攻撃性へと変わっていくのです。
このフラストレーションは対象が目の前にある時より、写真のように実際に触れられないときに強くなるといいます。


また、人は可愛いものを見たときに脳内でドーパミンが分泌されるのですが、そのドーパミンは人が攻撃的になったときにも分泌されるものなので、脳が混乱してこういうことが起こるのではとも言われています。
嬉しいときに泣いてしまう、悲しすぎて笑ってしまうなど、正反対の感情が出る場合がありますが、これも感情を調節してバランスを取るために行われるドーパミンの仕業です。


食べちゃいたいほど可愛いというのは異常な感情ではなく、人間が持つ自然な感情なのです。



小学生のイジワルもキュートアグレッションかも?


小さな子が好きな子についイジワルをしてしまうのも、照れているだけではなく、正反対の感情で自分をコントロールしているのかもしれません。
人間はそうやって正反対の感情でバランスを取ろうとすることがあります。



「キモ可愛い」も、脳がバランスを取ろうとしている?


キモかわいいという感情も、バランスを取ろうとして起こる現象かもしれません。
特に女性に多いですが、とても可愛いとは思えないものでもすぐに「可愛い」と言うのは、自分が可愛いと思われたいなどという打算ではなく、キモ過ぎて見ていられないからこそ「カワイイ」という感情が沸いて脳がバランスを取ろうとしている……のかもしれません。



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