はじめに
昔はテレビや雑誌でよく見かけた血液型占い。「A型は几帳面」「B型はマイペース」など、会話のネタとして当たり前のように使われていました。
しかし最近は、以前ほど血液型占いを見かけなくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。
なぜ血液型占いは流行し、そして減っていったのでしょうか。
この記事では
・血液型占いが流行った理由
・日本だけで広まった理由
・最近見なくなった理由
・赤ちゃんの血液型検査との関係
について分かりやすく解説します。
血液型占いが流行った理由
日本の文化と相性が良かった
日本では昔から・人をタイプ分けするのが好き
・空気を読む文化がある
・相手との相性を気にする
・集団の中での立ち位置を意識する
という傾向があります。
そのため日本では
・星座占い
・動物占い
・性格診断
・相性診断
などが昔から人気でした。
血液型占いは
・4種類しかない
・覚えやすい
・分かりやすい
・会話ネタにしやすい
という特徴があり、日本人の気質と非常に相性が良かったと言われています。
本の大ヒットがきっかけになった
血液型性格説が広まった大きなきっかけは、能見正比古の本だと言われています。
1970年代に出版された血液型に関する本が大ヒットし、
・血液型で性格が分かる
・相性が分かる
・人間関係に役立つ
という考えが一気に広まりました。
当時は今ほど科学的検証が重視されておらず、
「当たっている気がする」
「面白い」
という理由で広がっていったと言われています。
テレビ・雑誌がブームを加速させた
1980〜2000年代には・テレビの占いコーナー
・女性誌の特集
・子供向け雑誌
・バラエティ番組
などで血液型ネタが頻繁に使われました。
テレビ番組は
・分かりやすい
・誰でも参加できる
・盛り上がる
テーマを好むため、血液型占いは非常に使いやすい話題だったのです。
日本人は血液型を知っている人が多かった
海外では・自分の血液型を知らない人が多い
ですが、日本では
・学校の検査
・健康診断
・母子手帳
・出産時の検査
などで血液型を知る機会が多くありました。
つまり
・誰でも話題に参加できる
・すぐにネタにできる
という条件がそろっていたのです。
最近は血液型占いが減った理由
科学的根拠がないことが広く知られた
現在の心理学や医学では、血液型と性格の関係は確認されていないとされています。
そのため血液型占いは
・本気で信じるものではない
・ネタとして楽しむもの
という扱いに変わってきました。
赤ちゃんの血液型検査をしなくなった
実はこれも大きな変化の一つです。昔は
・出生時に血液型を調べる
・母子手帳に書かれる
・子供の頃から知っている
というのが普通でした。
しかし現在は、
新生児の血液型は原則として検査しないことが多くなっています。
理由は
・新生児は正確な血液型が分からないことがある
・医学的に必要ないとされている
・輸血の際に検査すればよい
と考えられているためです。
その結果
・自分の血液型を知らない人が増えた
・会話のネタになりにくくなった
という変化が起きました。
これも血液型占いが減った理由の一つだと考えられます。
多様性の時代になった
昔は・A型はこういう性格
・B型は合わない
・O型は大ざっぱ
のような分類が普通に使われていました。
しかし現在は
・個人差を尊重する
・決めつけを避ける
・レッテル貼りを嫌う
という考え方が強くなっています。
そのため
血液型で人を判断する考え方は、時代に合わなくなってきたとも言えます。
血液型占いは日本だけで流行った?
血液型性格説は・日本
・韓国
・台湾
などでは知られていますが、
欧米ではほとんど知られていません。
理由としては
・血液型を知らない人が多い
・科学的根拠を重視する文化
・個人主義が強い
などがあると言われています。
つまり血液型占いは、
日本の文化と相性が良かった特殊なブームだったとも言えるでしょう。
まとめ
血液型占いが流行った理由は・日本の文化と相性が良かった
・本の大ヒットがあった
・テレビや雑誌が広めた
・日本人は血液型を知っていた
そして減った理由は
・科学的根拠がないと知られた
・赤ちゃんの血液型検査をしなくなった
・多様性の時代になった
といった変化が関係していると考えられます。
血液型占いは完全に消えたわけではありませんが、
「信じるもの」から「雑談ネタ」へと変わったのかもしれません。
関連記事:
星座占いはなぜ当たるのか?
やたらとレッテルを貼る日本人